メディアドゥ、米OverDriveと戦略的業務提携――電子書籍を「買う」「借りる」推進

 

電子取次会社「メディアドゥ」が、電子図書館プラットフォーム最大手、アメリカ「OverDrive」と業務提携をしました。

OverDriveは公共図書館などに対して電子書籍の貸し出しサービスを提供しています。

世界36カ国で2万8000館の図書館、学校、大学に向けてサービスを行う実績を持っています。

メディアドゥは株式の一部譲渡を含んだ業務提携となり、資金面での関係も有する形となっています。

東証マザーズへの上場を果たし、資本額・投資額が大きくなる背景には、事業規模のベースアップがあったようです。

電子書籍貸出サービスについては、KADOKAWA・紀伊國屋書店・講談社の3社が「日本電子図書館サービス(JDLS)」を立ち上げていますが、活動実績は見られません。

OverDriceの参入により、貸出事業やメディアドゥの状況に変化がありそうです。

 

所感:「貸出事業」

OverDriveは、アメリカ初の企業です。

アメリカ国は、50の州という自治地域の集合体です。

更にCityという概念は、小自治地域であり、州に属しながら、自治を行います。

つまり、感覚はこちらの方が日本の県に近いです。

市立図書館は大きく、街の図書館や学校図書館は小規模のものとなります。

とはいえ、街の図書館も日本の中央図書館ほどの規模の場所もあるようです。

しかし、場所が遠いのです。

解決策として提案されたのが、配信型ということです。

日本では、開館時間の都合上、図書館へ行くことが難しい方が多くいらっしゃいます。

そうした方へのソリューションとしての立場を取ることができそうです。

公共・学校図書館への貸出は、フリーミアム戦略ではありません。

安定した貸出事業です。

ここに多くの出版社と提携している取次事業者が介入し、多くの図書館と連携することで、取次事業としての収益は一気に上昇し、不動の最大手となりえます。

 

【参照記事】